前回の続き第2弾 梅雨時期に気をつける湿邪の危険性と対策
2024/07/04
前回の気圧による頭痛のお話をしました!
そして、もう一つ環境因子として気をつけないといけないのが、この梅雨時期による「湿邪」になります。
「湿邪(しつじゃ)」とは、東洋医学の言葉で、さまざまな体調不良を引き起こす過剰な湿気のことです。湿度が高いとジメジメして嫌な気持ちになりますが、高い湿度は不快感だけでなく、体調不良の原因にもなります。
空気中の水分が多くなると、汗が出にくくなります。すると、体温を下げることが難しくなり、体内の血流も滞りがちに。自立神経も乱れやすく、熱中症の原因にもなるため、高い湿度には注意が必要です。
湿度の高いところに長時間いると、体の重さやだるさを感じ、ストレスを感じるため、余計に自律神経に悪影響を及ぼす可能性があります。結果、冷え性や頭痛、食欲不振や憂鬱な気分になるなど、悪循環に陥る可能性があるので、梅雨時期には事前対策がおすすめです。
島国である日本は四方八方を海に囲まれているため、全方位から湿気が入り込みやすく、私たちは湿気にさらされやすい環境で生活しています。いわば、日本に住んでいる時点で、湿気やすい下地ができているようなものです。
さらに、“過剰な湿気は胃腸を弱らせる”と考えられています。漢方では「胃腸(脾)は乾燥を好み、湿気を嫌う」と言われていて、湿気の多い梅雨や夏に、食欲不振や消化不良が多く、乾燥する秋には「食欲の秋」と銘打つほどに食欲が増し、消化が良くなります。
湿気の多い環境にいる日本人の胃腸は弱くなりやすく、そのため昔から胃腸に優しい淡味の和食が浸透し根付いたとも言われています。胃腸が弱くなると全身の水の巡りはさらに悪くなり、ますます湿気やすいカラダになります。
そこでまずは症状をチェックしてみましょう。
<湿邪チェックリスト>
・カラダがだるい
・いくら寝ても眠い
・疲れやすい
・やる気がでない
・気分が落ち込みやすい
・肩こりや関節の痛み
・胃腸の調子が悪い
・めまいや耳鳴りを感じる
・カラダがむくみやすい
・頭が重い・痛い
・グルグル回転するようなめまいがする
・食欲がわかない・胃が重い
・軟便や下痢傾向である
・オリモノが多い
・関節が動かしにくい・痛い・腫れる
当てはまる症状がある場合は、体内に余分な水分が溜まってしまっている可能性が。
そのまま放っておくと冷え性や生理不順、便秘などにつながる恐れもあるため注意が必要です。
湿気に悩む人の中には「雨や台風が近づいて来るのが分かる!」という方が多くいます。
ちょうどその頃に症状が悪くなるとのことです。
「雨の日の前になると頭が痛くなる」「台風が近づいてくるとめまいがひどくなる」など、湿気が多くなるのと同時に、症状が悪化しやすくなるのも湿気負け体質の特徴のひとつです。
これは前回の気圧の話も通ずるところがありますので、前回の気圧のブログも読んでみてください!
湿邪の解消法は?
適度な水分補給はカラダを潤し、健康を維持するために必要不可欠なものですが、必要以上になると話は別。湿邪を解消する、つまり体内の水分バランスを整えるためには、血流を改善して体内に滞っている水分や老廃物をスムーズに流すことが大切です。ここでは、「環境」・「食事」・「セルフケア」それぞれの面からその解消法をみていきます。
1、除湿を心がける
雨が降っている時は窓を閉めて湿気を入れないようにし、晴れたら窓を開けて室内の風通しを良くします。部屋の湿度の理想は40~60%。乾燥剤や除湿器を置く、エアコンの除湿モードを効率的に使用するなどして除湿を心がけましょう。アロマを使った除湿対策もおススメです。
2、胃腸の働きを整える
ここで内的要因としては「甘い物を摂りすぎ」「冷たい物、水を摂りすぎ」が出てきます。
・冷たいものを摂り過ぎない
気温が高くなってくると冷たい食べ物や飲み物が恋しくなってきますが、湿邪によってカラダは冷えを招きやすい状態にあります。アイスや冷たい飲み物などの摂り過ぎは体温を下げやすく胃腸への負担も大きくなるためできる限り控え、人肌に温めたものを意識的に摂るように心がけましょう。
・カラダの水分を排出する食材を
胃腸の働きを活発にする香味野菜(ニラ・ゆず・ショウガ・ねぎ・しそなど)や、利尿作用のある食材(きゅうり・トマト・ゴーヤ・豆類など)を積極的に食べてカラダの余分な水分を排出しましょう。
3、半身浴で血流促進
湿邪によって引き起こされる冷えを防ぐためにも、毎日シャワーで済ませず湯船に浸かってカラダを温めましょう。おススメは、38℃くらいのぬるめのお湯で10~20分程度の半身浴。リラックス効果が高く自律神経を整える作用があります。
補足で・・・
漢方薬でも改善できるのでこちらもおすすめです!
◆ 全身の水溜まりに「五苓散(ごれいさん)」
全身の水分代謝を良くしてくれると言われている五苓散。ポイントは、のどが渇いて水分を欲するけど飲んでいる割に尿量が少ないこと。全身がむくむ、めまいがする、頭痛があるなどの方におすすめです。また、二日酔いや吐き気、下痢のときにも効果的。水滞体質に幅広く使える漢方薬です。
下に載せておきますね!
いかがでしたか?
今回は気圧のお話からの頭痛の部分を解説させていただきました。
家でもできることをお話ししているので、それでも改善しない方は是非頼ってください!
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代表プロフィール
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中島 一馬
■鍼灸師・柔道整復師・登録販売者・アロマ師脳科学・認知心理学研究者
■大阪市福島区でheal body整体院を運営。2022年に東成区に移転。
■頚椎症・坐骨神経痛・自律神経症状専門
■5万人以上の結果実績
■海外,日本での整体講師実績
■医学的な観点からのドライヘッドスパ講師、ドライヘッドスパ運営
■ファスティング指導者
地域密着型の整体院としてhealbody代表を務めます中島です。日々の臨床で西洋医学だけ、東洋医学だけという単一的な考えだけでは患者さん対応に限界を感じ、本質を求めていく際に、脳科学、心理学、古武術、物理学、西洋医学、東洋医学、オステオパシーなど数多くの視点から共通するものが出てきてそれを統合した視点で見ることで多くの患者さんの問題解決をすることができています。
痛みやシビレなどの整形外科疾患や頭痛、めまい、うつ等の自律神経失調症などで苦しむ患者さん、原因がわからなくて困っている患者さんをより多く救いたいという思いから大阪市福島区で独立開業。今では移転し、東成区、天王寺区、生野区周辺の地域医療へのさらなる貢献を目標に日々奮闘しております。
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【大阪府大阪市東成区】
heal body 整体院【頚椎症・坐骨神経痛、自律神経専門院】
肩こり・腰痛・姿勢改善はもちろんのこと頚椎症・五十肩・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症・自律神経症状でお悩みの方は、現在口コミで好評の大阪市東成区・天王寺区コリアタウン鶴橋 駅チカの整体【heal body 整体院】まで一度ご相談ください。
施術だけではなく、体の使い方、脳、心の扱い方を理解し、感覚を上げていく一見変わった整体院です。仕事帰りや遠方からも来られます。アクセスでは大阪環状線JR、近鉄鶴橋駅徒歩1分。JR桃谷駅、玉造駅徒歩8分。近鉄大阪線上本町駅徒歩8分。近鉄大阪線大和八木駅電車で30分。近鉄奈良線生駒駅電車13分。阪神線甲子園電車で30分。千日前線なんば電車で7分です。
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